2月8日。お久しぶりにKAATに行ってきました。
去年最後に足を運んだのいつだっけ…? と思いつつ、
これ見るの初めてな気がするので、シーズン『貌』はほとんど見に行ってないかも…?
もはや定番。「今年も会えたね!」と嬉しくなりました。
さて。
今回の目的はこちら。
『三浦半島の人魚姫』と『箱根山の美女と野獣』の二本立てです。
長塚圭史さんの新しい戯曲、それに前回の『冒険者たち』から続投の菅原永二さんが出演されているとのことで楽しみに見に行ったのですが…ですが…。
良い感想はもう公式が拾ってるし、KAATでの公演は終わってるのでいいよね? 素直に書いても大丈夫だよね? ツアーで見る予定の方はこの先の記事読まないでくださいね!!!
ものっすごいつまんなかった!!!!!
素直な感想を書きます。
『三浦半島の人魚姫』
・出演者の女性俳優ふたりの演技がひどすぎる(これについては後述)
・謎のダンスシーンが多く、その上ダンス自体が凡庸で面白くない
・ストーリーはいつもの長塚脚本だな…という感じではあったが、菅原永二さん扮する園長にすべてを委ねすぎ
・というか全体的に菅原永二さんに頼りすぎ
・急にお名前を出して申し訳ないが、近藤良平さんの影響受けすぎ
・二度目になりますがダンスがマジで面白くない
『箱根山の美女と野獣』
・話が面白くない、びっくりするぐらいつまらん
・繰り返しになりますが、出演者の女性俳優ふたりの演技がひどすぎる
・なんかこう…ちょっと捻ってみました! みたいなキャラ設定がしんどい
・ボイスチェンジャー……寒くない?
・話が本当につまらなくてもうほとんど思い出せない
◇ 良かったところ
『三浦半島の人魚姫』
・菅原永二さん
『箱根山の美女と野獣』
・異性装の男性でなく『女性』の役柄をきちんとやり切った菅原永二さん
◆ 最悪だったところ
・アフタートークにて明かされた、今回出演の女性ふたりはもともとダンサーで台詞がある舞台に出るのは初めてだということ。
・私が見たのはアフタートークがある回だったのですが、登壇したダンサー某氏が長塚さんにタメ口を利き、「え、ちょっと言ってる意味わかんない笑」などと過度にフランクに接していたところ。演出家を崇め奉れとは言わないが、アフタートークって内輪の雑談のために行われるものなんですか? 知らなかったな。ダンサー氏は知り合いに手を振ったり目配せしたりとずいぶん身内に手厚く行動していましたが、基本的に観客は置いてけぼりなんだな〜って感じました。シンプルに感じ悪くて嫌いになったので、氏の名前を見かけたらできるだけ避けるようにしようとすら思いました。
・ダンサー某氏とは2年前にSAFで行われた近藤良平さん演出の『新世界』で知り合ったという裏話。マジで近藤良平さんの影響受けすぎ。ダンスを取り入れるなとは言いません(上段で書いたのと同じく)。でも、近藤良平さんが行うような公演を目指すのであれば、今回のダンスはあまりにもお粗末・意味不明じゃなかったですか? 人魚のラストシーン及び美女と野獣の無駄なポーズ見せ、普通に恥ずかしかったです。見てて。オープニングで「振り付け担当!」と俳優さんを紹介されて(タメ口氏とは別のダンサー)なるほど〜と思って見始めてしまったので先方への印象、「すごいつまんない振り付けする人」になってしまいました…不幸な出会い…。
そのような感じです。他にも色々アレな点があった気がするんですがもう忘れた。記憶から消したい。
不満の後にとってつけたような感想で申し訳ないのですが、片岡正二郎さんとトウヤマタケオさんはとっても良かったです。演技も演奏も。菅原永二さんも求められている役回りをきっちりこなしていてプロだな〜と感じました。御三方がいらっしゃらなかったら、私は途中で席を立っていたと思います。
今回の舞台が本当に良くなかったということはKAATにもご感想として送るつもりでいます。KAATと、長塚圭史さんが好きなので。しょうもない舞台やんないでほしい、マジで。